アミティ「クランデスターン屋敷に行ってみようよ!」
アルル「おお、これまた突然だね」
りんご「いえ、そこまで突然でもなかったような気もしなくもないメデイイィィィッック!!
いや、保健室だ!まったく小学生は最高だぜきゃっほう!」
アミティ「りんごどうしちゃったの」
りんご「写真データが全て吹っ飛んでポジティブシンキングプラスルに考えて
エロキャラ卒業しようと奮闘した結果なのDEATH」
アミティ「その結果がいつものガイキチキャラクターか……(汗)」
ラフィーナ「でも、あんな屋敷行ってどうするんですの?;
あそこもう埃まみれでまともに人が出入りできるような状況じゃないですわよ」
アミティ「そこはあやクルとレイくんが力をあわせて掃除ねこダックしたから大丈夫。
さあ、目指すは見つけられてない幻の部屋!れっつごー!」
アルル「おお、これまた突然だね」
りんご「いえ、そこまで突然でもなかったような気もしなくもないメデイイィィィッック!!
いや、保健室だ!まったく小学生は最高だぜきゃっほう!」
アミティ「りんごどうしちゃったの」
りんご「写真データが全て吹っ飛んでポジティブシンキングプラスルに考えて
エロキャラ卒業しようと奮闘した結果なのDEATH」
アミティ「その結果がいつものガイキチキャラクターか……(汗)」
ラフィーナ「でも、あんな屋敷行ってどうするんですの?;
あそこもう埃まみれでまともに人が出入りできるような状況じゃないですわよ」
アミティ「そこはあやクルとレイくんが力をあわせて掃除ねこダックしたから大丈夫。
さあ、目指すは見つけられてない幻の部屋!れっつごー!」
アミティ「と、その前におさらい」
クランデスターン文書 1、2
【隠された謎】
クランデスターン家の歴史は長く、
プリンプの街が成立する以前からこの地の魔導学へ影響を
及ぼしたと言われている。
発見された書類には今尚高度な研究成果が記録されているにも関わらず
その内容は、全く他の地域に伝わっていない。
何故、高度な魔導文化が広まらなかったのであろうか?
さぁ、歴史の謎に迫ってみよう。
【交流の秘密】
周辺の交流がなかったプリンプだがクランデスターン家はその例外だ。
遥か遠方の商人宅から古い伝票が発見され、
プリンプでは入手できない物資が大量にクランデスターン家へ
送られていた事が分かったのである。
しかし、道もない館へいかにして物資が送られていたのかは
今までで大きな謎の一つだった。
【転移の魔導陣―紫の間】
長い間プリンプの研究者にも解明できなかった
物資輸送の方法は「紫の間」の発見によってついに明かされた。
紫ぷよがあしらわれた絨毯の下に魔導の文様が描かれていたのだ。
これは「青の間」で見つかった資料により
転移の文様であることが分かっている。
【記録の書架―青の間】
膨大な研究記録が眠る「青の間」は天井に青ぷよが描かれた部屋で
多くの書架がパズルのように並んでいる。
入るたびに配置が変化するため一度手にした書物を
再び手にすることさえ出来ないほどだ。
この部屋が屋敷の秘密を解明するカギとさえ言いえるものの、
その書架自体が侵入者を拒む仕組みになっているため、
未だ手付かずの図書も多いという。
【日時計の温室―緑の間】
「緑の間」は緑ぷよをあしらった装飾の温室で、
年間を通して生い茂る緑が美しく、外の華やかな庭園とは
異なった趣がある。
床に並べられたタイルに描かれた文様は、
吹き抜けの天窓から差す光の位置によって
時間を表す仕組みになっているようだ。
【無人の居間―黄の間】
黄ぷよ装飾のシャンデリアが吊るされた、大きな居間が「黄の間」である。
この屋敷は街の管理にあるため調査以外の目的では入れないのだが、
この建物に誰かが住んでいるという話があとをたたない。
近くに住む人々の間ではこの「黄の間」と次に説明する
幻の研究室「赤の間」の窓から人影らしきものを見たという
噂がよく流れているらしい。
【幻の研究室―赤の間】
最も謎が多いのは「赤の間」だ。
研究室として邸内の記録に存在し、建物の外から赤い部屋が見えるにも
関わらず、中からこの部屋へ進入できたものはいない。
度々人影が目撃されている事から、高度な魔導の術を用いる事で
中に入ることが出来ると考えられている。
今もその部屋に住人がいるという説は研究者も主張している。
【沈黙の博物館長】
最近の調査で「青の間」の本から、プリサイス博物館の古い蔵書票が
見つかり、プリサイス博物館からも屋敷の研究書が発見され、
屋敷の住民との交流があった者がいる事が証明され、話題となった。
当時を知るはずの館長はコメントを述べなかったものの
これは、どのような住民であったか知るための有力なヒントと
言えるかも知れない。
【主の意思】
これだけ高度な魔導を用いる者なら
今後も我々の進入を拒む事も可能なはずである。
クランデスターン家の主はあえてその沈黙を終え、
少しずつ姿を明らかにさせているように思える。
我々はそのささやかな声に耳を傾けなければいけないだろう。
さらなる魔導学の発展のために。
クランデスターン文書 3
【クランデスターン屋敷調査報告書】
我々は、比較的騒ぎにならない早朝だけ特別に屋敷に入る許可を得た。
今回は、ある程度の情報は掴めている黄の間に入る事にしようと思う。
薄暗い中、何事も無く黄の間まで辿り着いた我々は、早速部屋の中に入った。
中はやはりそこそこ広く、何故かまだ新しいベッド等の家具も置かれている。
部屋の様子を見ると、やはり誰かが住んでいると見て間違いは無いようだ。
もしかすると屋敷の主に会えるかもしれない、
少し期待しながら室内を捜索していると、調査員の一人がベッドを指差した。
布団が、少し膨らんでいる?
明らかに不自然な膨らみ方をしている『それ』は、
中に誰かが入っているという事を物語っていた。
私は、恐る恐る懐中電灯で探りながら慎重に布団を捲った。
すると、何とそこには、小学生程度の背丈の少女が眠っているでは無いか!
その少女は、突如照射された懐中電灯の光で眩しげにモゾモゾしている。
流石にマズイと思い、即座に懐中電灯の電源を切ると、また眠りに着いたようだ。
その時、隣のベッドから人が起きて来た。外見を見る限り、少年のようだ……。
少年は、先ほどの少女と私達を交互に何度か見比べてから何用かと訪ねてきた。
かなり警戒されている様だ。咄嗟に怪しい者では無いと答えたが、
警戒は解けるどころか深まっているように感じる。
当然だろう、誰だっていかにも怪しいものが「私は怪しく無い」
なんて言った所で信じるはずが無かったのだ。
眠っている少女の正面にいるこの状況ならなおさらだ。
その少年は、我々に近付くと、
『今から出て行って、もう来ないんだったら見逃すよ。』
と白い板に文字を書いて知らせてきた。何せこのような屋敷に住んでいる者だ。
怒らせたら何をされるかも分からないので、我々は仕方なく、逃げるようにこの屋敷を去った。
この様子だと、しばらく次の調査には行けないだろう。
クランデスターン文書 4
【謎の博物館長】
最も謎が多い「赤の間」。
入ることすらままならず、情報といえば人影が少し見えたという程度の有様。
しかし、以前沈黙していた博物館長に気休め程度に伺いに行くと、
非常に興味深い話を聞かせてくれた。
あの部屋には確かに人が住んでいるということ。
特別な魔導を用いて入り口出口を絶っているということ。
彼自身は自身の魔導で屋敷外にも出られるので密室でも生活ができること。
最後に、「赤の間」とクランデスターン屋敷に深入りするなと念入りに警告された。
何か知っているのかと尋ねると、それきり再び依然沈黙を保った。
【侵入経路】
「赤の間」が危険なのは研究開始から十二分にわかっていたことだ、今更引けはしない。
最悪、屋敷の一部を破壊してでも入ろうという決心で侵入方法を探ったが、
やはり不明。あの部屋に何があるのか?何一つわかっていないが人造された部屋である以上、
何か侵入方法はあるはずだ。半ば諦めつつも「青の間」の図書を探っていると、
未確認の魔法陣が書かれた紙切れのようなものを発見した。すぐに研究室に持ち帰り、
鑑定や解析を行った結果、「転移の文様」とパターンが酷似している事がわかった。
ということは、プリンプの街が成立する以前から存在していた魔法陣の可能性が高い。
この魔法陣を描いてみることを決意した。複雑な形だったが、数週間の苦労の末無事完成。
すると、魔法陣が光り出し、目の前に扉を創り出した。これはすごい。
異空間に突然扉を出現させるほど高度な技術が古代に存在していた。私達は迷わずその扉に入った。
【唯一の手がかり】
出た場所は、謎の施設だった。城のような形をしていて、造りもプリンプでは見ない形だ。
内部は白を貴重とした広い廊下になっていて、幾つもの扉に繋がっていた。
「赤の間」の僅かな内部報告でも、白を貴重とした部屋だという報告を受けている。
扉の上にそれぞれ数字が振ってあり、その数字は『XⅢ』で途絶えていた。
数字が途絶えてもさらに扉は続き、系32つの扉が存在していた。
そして、その城のロビーと思われる場所の床には謎のシンボルマークが描かれており、
古代文字も書かれていた。暗号解析機で直した所、『永遠の人形』と書かれていた。
暗号パターンが海底遺跡の物と酷似しているという報告も受けた。
しかし、ここは我々が研究していた「赤の間」とは何の関係もない施設だ。
興味深いが今は関係ない。数枚の写真とデータを取り、扉を辿って帰ろうとした。
しかし、我々がこの世界に来た扉は無くなっていた。帰る扉は見つからず、道も見つからない。
浮島にぽつりと城があったのだ。
【途絶えた奇跡】
この文書を書いている私は、実は所用で扉に飛び込むのが遅れた。
今書いたレポートは、突入していた同士からメールで得た情報だ。
その後も同士から何度も救助を呼ばれ、私は急いでもう一度魔法陣を書いた。
しかし、その魔法陣はもう光ることは無かった。
異空間に取り残された我が同士たちは、そのまま息絶えたようだ。
このことを博物館長に話すと、厳しい目で咎められた。
警告を無視した裁きは、あまりに過酷なものだった。
私たちは、これきり「赤の間」の調査は二度としないだろう……。
アミティ「おさらい終了!」
アルル「今ものすごいさり気なく他サイト様の奴まるまる写しにしなかった?」
アミティ「通報されたらその時はその時だよ、潔く全て消そう」
アルル(何故そこまでクランデスターン屋敷に命を賭けるんだ……!!;)
りんご「ていうか4巻怖っ!?;ただのホラーじゃないですかコレ!;死んだの!?;」
アミティ「死にました」
死にました
死にました…
ました…
ラフィーナ「あ、そうなの、あ、あはは……(泣)」
『なんと セリフにエコーがかかった!』
クルーク「∑わかりづらいパロだな!;それで、屋敷の何を調べるんだい?」
アミティ「決まってる!全てをだよ!あっ、ちなみに今回イオルは呼んでないよ。
さすがに暗号解析班のためだけに呼ぶのは可哀想だしね」
アミティ「はい到着!、そもそもここ開かずの間だからね。ラフィーナ、扉開けて」
ラフィーナ「はいはい…;まったく、私はピッキングマシーンかっつーの!;ですわ!」ガチャ
アルル「はやっ!;またピッキングのスピードが上がったような…;
ラフィーナ普段何やってるのさ…;」
ラフィーナ「お金持ちの家に生まれるとこういうことも嗜むことになりますのよ…;」
クルーク「か、金持ちの考えはわからないなー……(汗)」
アミティ「さてみんな。ここからは命を落とす覚悟で来てね」
全員「(突然ーーーーッ!!(汗))」
アルル「ま、まあアミティにつきまとう時点で死ぬ覚悟はできてるけどさ…;」
りんご「私もルクソード並にギャンブラーなので死ぬときゃ一緒だぜキルミーベイベー!」
ラフィーナ「皆さん軽っ!?;命ですわよ!?ライフ!ノーライフノースクープ!;」
アミティ「はいじゃあラフィーナは欠席っと。次シグはー?」
ラフィーナ「ちょっ、誰もそんなこと言ってないじゃない!;
あなたのワガママ、最後まで付き合いますわよ!」
シグ「ぼくもー」
クルーク「ふん、ボクはいつでも死にかけてるからね。喜んで一緒に死のうじゃないか!」
アミティ「み、みんな……!いいねえ、これが友情だねぇ(泣)」グスッ
りんご「そうですね、これが……」
アルル「絆だ!」
アミティたちが屋敷の秘密を解明すると信じて…ご愛読有難う御座いました!
いや、続くから
アミティ「はい最初の部屋『緑の間』!一番安全なまさにオールグリーンな部屋だよ!」
アルル「お前それで面白いこと言ったとでも思ってんの?」
りんご「ほほう、美しい場所ですねー。自然で時計を表すとはアグレッシブな」パシャパシャ
ラフィーナ「草木も綺麗ですわね……屋敷の中にこんな場所があったなんて」
アミティ「ああ…あったかい…この冬にここはかなり暖かいよ!?;
もう普通に遊び場として使っていいんじゃないかな?」
クルーク「キミさっき『命を落とす覚悟をしてね』って言ってたよね?」
アミティ「つかの間のユーモアだよ」
りんご「ここはただの部屋みたいですねー、次次!次じゃー!」
アミティ「はい次、『黄の間』!無人の居間って言われてるけど3巻でわかる通り
ユウレイちゃんくんがしばらく前に寝床にしてたところだね」
アルル「その略し方はどうなの?;」
アミティ「ここも比較的危険が少ない、まさにオールグリーンの部屋だよ!」
アルル「それお前が思ってるほど上手くないからね」
アミティ「おい、嘘だろ」
りんご「まあそれは0割冗談として、ここ結構広いですね。わかりやすく説明すると
美女と野獣が踊ってるシーンみたいな……」
アミティ「いや、確かにシャンデリアとか似てるけどさ……(汗)」
りんご「ところで、ここには暗号みたいなのは無いんですか?;」
クルーク「解読表は持ってきたけど……
『NUBGBX SB AVNC RUG YNRU BG XPNO BT GFHZ』
って書いてあるね、何か随分雑だなぁ……(汗)」
アミティ「そういえばクルーク、キミまだ海底遺跡の解読できてないの?;」
クルーク「いや、解読できたよ。だけど抽象的でよくわからなかったな」
アルル「へえ、具体的に言うとどれくらいよくわからなかった?」
クルーク「ユウちゃんの八坂神奈子のモノマネくらい」
りんご「暗号解読って本当に大変なんですね、身にしみてわかりましたよ」
アミティ「ゆ、ユウちゃん……(汗)」
アミティ「はい次『青の間』!入るたびに本の場所が変わるから気をつけてね」
アルル「おおー、ものすごい数の本!;クルーク大喜びじゃない?」
クルーク「んなこと言ってる場合か!;キミら説明読んでなかったの!?;」
アルル「え!?;えーと、『この部屋が屋敷の秘密を解明するカギとさえ言いえる』!」
クルーク「その後!」
アルル「『さらなる魔導学の発展のために』?」
クルーク「∑飛びすぎ飛びすぎ!;もっと前!;」
アルル「『モノというよりゴミだね』」
クルーク「何ソレ!?;そうじゃなくて『その書架自体が侵入者を拒む仕組みになっている』
って書いてあっただろ!?;」ガンッ
ラフィーナ「……て、ことは…;」サァァ
ガンッ(天井が開く音)
ドスンッ(騎士の鎧が降りてくる音)
ドドドド(こっちに向かって猛ダッシュしてくる音)
ダッ(あたしたち、猛ダッシュ)
「「「∑うわああああああ!!!;」」」
アミティ「な、何アレ!?;無人鎧!?;キング●ムハーツかよ!(汗)」
アルル「どっちかというとガッシュ●ルタイプだよアレは!;剣振り回してきてるし!」
りんご「とにかく逃げろウマゴン!;ランナウウェイ!;
戦わなければ生き残れないぜ伊澄さん逆きゃっほう!」ダッ
鎧「」ドドドド
ラフィーナ「物凄いスピードで近づいてくる!;怖っ!うわ怖っ!?;」
シグ「※クランデスターン屋敷内であばれてはいけません」
クルーク「………」
アミティ「どうしたのクルーク!?;自ら生贄になるって心意気はいいけど
今回はまずいって!;いくらキミと言えど…
クルーク「いや……みんな止まれ」
アミティ「えっ?;」ピタッ
クルーク「しっ、静かに」
アルル(な、何?;いきなり)ピタッ
鎧「……?」キョロキョロ
クルーク(アイツは『音』でボクたちの動きを判断している。
静かにしていれば相手はこちらの姿が見えないはずだよ)
アミティ(お、おお!?;あれ!?クルークがかっこいいぞ!?)
アルル(さすが映画補正、ジャイアンがかっこ良くなるのと同じで
クルークは遺跡に入るとかっこ良くなるんだね!!;)
りんご(ちなみにこのカッコ内の会話はアイコンタクトDEATH!僅かな目の動きで判断する、
ガチプリンプ勢には必須スキルDEATHよ)
シグ(ガチプリンプ勢……?;)
クルーク(とはいえ、このままでは何も始まらないね……アミティ、ちょっと自分の靴を
思いっきり遠くに投げつけてくれない?できれば下に叩きつける感じで)
アミティ(∑あたしのお気に入りのクツが!?;しかし背に腹は帰らぬ人!えーいっ!)
ブンッ
トスッ(落ちる音)
鎧「!」ダッ
クルーク「今だッ!分離せよビクトリーム!クリニス!」
鎧「ぐはっ」
ガシャッ(鎧の胴体が割れる音)
アミティ「うわっ、マジで無人だった…;怖いなー、どうやって操ってたんだろ?」
クルーク「上から降りてきたんだし、上の方じゃないかな?」
アミティ「ハァ…クルーク、クルクルパーだね。上から落ちてきたから
上ってわけでもないでしょ?こういうのはカムフラージュでホントは下にいるんだよ。
上だからなんて安直な発想だね。全く、これだから紫は」
クルーク「今度キミの赤ぷよ帽の中にゴキブリホイホイを入れて台所の下に置いとくからな」
アミティ「やめてよそんな今世紀最大の嫌がらせ!(汗)」
アルル「さて、鎧さんも倒したし書物を調べますか」
クルーク「うん、本の暗号は簡単だね。やっぱりわかりやすくしといたのかな?
重要そうな内容をメモしておこう」カキカキ
アミティ「ところで、あたしたち何でこんな古びた屋敷を探索してるんだっけ?」
アルル「おい、提案者」
りんご「確か知られざる幻の部屋を見つけに行くんで・SHOW!?行きましょうよロニ!
レンズを見つけに!孤児院のみんなも喜ぶよ!運命は時に厳しい!」
アミティ「でもさー、幻の部屋見つけても何かメリットあるの?」
アルル「おい、なあおい」
ラフィーナ「マジレスすると新種のムシを見つける並にすごいことなので、
山分けしても普通に暮らすには一生困らないくらいのお金は入ると思いますわよ」
アミティ「おいしいじゃないか!!」ざっぱーん
アルル「さて、あくまさんが留守の間にスリもびっくりの手際で抜き取ってきた
クランデスターン屋敷の地図を見ると『紫の間』までの近道があるみたいだね」
クルーク「キミたまにさり気なくとんでもないこと口にするよね」
アミティ「よし!、じゃあその近道に行ってみようよ!」
ラフィーナ「ま、待ってアミティさん!;こういうのはだいたい罠の可能性があってですわね
アミティ「あたしは楽しておいしいところもいただく主義だ!!」
ラフィーナ「∑物凄いマジメな顔で物凄い最低なこと言った!!(汗)」
ちかみち
アミティ「扉があるね」
りんご「開け!ゴマー!」
ラフィーナ(言うと思った…;)
ギイイィィ
りんご「開いた」
クルーク「∑そっ、そんな安易な!!(汗)」
ハズレ大魔王「わっはっはっは!ここはハズレ部屋じゃッ!
扉を見ればどいつもこいつも同じ事ばかり言いおって!首を跳ねてくれ
DUS(ダス)…(扉を閉める音)
アミティ「さーこの扉を開ける方法を模索しようか」
アルル「なかったことにしやがった……;」
クルーク「うーん、このタイプの扉は近くに何かヒントか
ボタンらしきものがあると思うんだけど」
アミティ「へー」
クルーク「うん。鍵穴も暗号入力ボタンみたいなのも見つからないから音声判別型だと
アミティ「その話いつ盛り上がるの?」
クルーク「いつまでも盛り上がらないよ」
アミティ「帰る」
クルーク「いや帰るなよ!;楽しておいしいところもいただく主義じゃなかったの!?;」
アミティ「だって扉が開かないんじゃどうしようもないじゃんないじゃん!;」
アルル「………」
クルーク「ん?どうしたの?アルル?」
スッ(アルルが扉を押す音)
ギィ(扉が開く音)
全員「………」
アルル「……」
全員「その発想はなかった!!;;」
アルル「もらった二秒という時間だけスタープラチナをぶちかましてやろうか?」
アミティ「はい紫の間とーちゃくでーす!紫ぷよが書いてある絨毯が特徴的だね」
りんご「こ、ここは何か怪しい場所ですね…:絨毯くらいしか家具がないのが逆にホラー」
クルーク「これで部屋は全部かい?結局いい手がかりは見つからなかったね」
アルル「紫の絨毯って言うと、アレだよね、アラジンの魔法の絨毯思い浮かべるよね」
ラフィーナ「いや、わからなくもないですけど…;」
シグ「ん…?魔法のじゅうたん…?それだ!」
アミティ「うおおっ、シグがあまりに空気だから出しゃばってきた!どったのシグ!?」
シグ「まずじゅうたんの上に乗ります」
「「「ふむ」」」
シグ「まほーのじゅもん、『イート・ハイリトー』」
ふわっ
「「「!?;;」」」
アミティ「う、浮いた!!;絨毯が浮いた!クララが立った!」
アルル「しかも何か思いっきり壁に向かって加速してるんだけど!?;」
ガコン(壁が開いて通路ができる音)
りんご「∑もう無茶苦茶じゃないですか!(汗)」
ラフィーナ「す、すごい!ここからはオートマで赤の間へ直行ですわね!!」
アミティ「いえーい!ビバ魔法のじゅうたん!」ギュルーン
アルル「ていうか上に向かってってない?;コレ大丈夫?実は最後に一番上まで行って
ボクたちをぶち落とすとかないよね?」
絨毯「………」
アルル「ねえ!;答えてよ魔法のじゅうたん!;ねえッ!!(汗)」
絨毯「リリース」クルッ
「「「∑やっぱり落とされたァァァ!!;」」」
アミティ「いてて…;こ、ここが『赤の間』……?」
アルル「って、この部屋は……」
「「「さらばだっ!!」」」
アミティ「あ、あの部屋…;アルカ遺跡の頂上のあの謎の部屋だよね…?;」ハァハァ
アルル「うん…ポンプといい部屋の明かりの色といい…絶対そうだ…どういうこと?;」ゼェゼェ
りんご「クランデスターン屋敷とアルカ遺跡……;な、何か関係が……?」フゥフゥ
ラフィーナ「でもまあ、とりあえず……」
「「「報告してお金をゲットだがぜよ!!」」」ダッ
お金?そんなものもらえるわけないじゃないですか…
メルヘンやファンタジーの世界じゃないんですから。
終われ
【Close】
クランデスターン文書 1、2
【隠された謎】
クランデスターン家の歴史は長く、
プリンプの街が成立する以前からこの地の魔導学へ影響を
及ぼしたと言われている。
発見された書類には今尚高度な研究成果が記録されているにも関わらず
その内容は、全く他の地域に伝わっていない。
何故、高度な魔導文化が広まらなかったのであろうか?
さぁ、歴史の謎に迫ってみよう。
【交流の秘密】
周辺の交流がなかったプリンプだがクランデスターン家はその例外だ。
遥か遠方の商人宅から古い伝票が発見され、
プリンプでは入手できない物資が大量にクランデスターン家へ
送られていた事が分かったのである。
しかし、道もない館へいかにして物資が送られていたのかは
今までで大きな謎の一つだった。
【転移の魔導陣―紫の間】
長い間プリンプの研究者にも解明できなかった
物資輸送の方法は「紫の間」の発見によってついに明かされた。
紫ぷよがあしらわれた絨毯の下に魔導の文様が描かれていたのだ。
これは「青の間」で見つかった資料により
転移の文様であることが分かっている。
【記録の書架―青の間】
膨大な研究記録が眠る「青の間」は天井に青ぷよが描かれた部屋で
多くの書架がパズルのように並んでいる。
入るたびに配置が変化するため一度手にした書物を
再び手にすることさえ出来ないほどだ。
この部屋が屋敷の秘密を解明するカギとさえ言いえるものの、
その書架自体が侵入者を拒む仕組みになっているため、
未だ手付かずの図書も多いという。
【日時計の温室―緑の間】
「緑の間」は緑ぷよをあしらった装飾の温室で、
年間を通して生い茂る緑が美しく、外の華やかな庭園とは
異なった趣がある。
床に並べられたタイルに描かれた文様は、
吹き抜けの天窓から差す光の位置によって
時間を表す仕組みになっているようだ。
【無人の居間―黄の間】
黄ぷよ装飾のシャンデリアが吊るされた、大きな居間が「黄の間」である。
この屋敷は街の管理にあるため調査以外の目的では入れないのだが、
この建物に誰かが住んでいるという話があとをたたない。
近くに住む人々の間ではこの「黄の間」と次に説明する
幻の研究室「赤の間」の窓から人影らしきものを見たという
噂がよく流れているらしい。
【幻の研究室―赤の間】
最も謎が多いのは「赤の間」だ。
研究室として邸内の記録に存在し、建物の外から赤い部屋が見えるにも
関わらず、中からこの部屋へ進入できたものはいない。
度々人影が目撃されている事から、高度な魔導の術を用いる事で
中に入ることが出来ると考えられている。
今もその部屋に住人がいるという説は研究者も主張している。
【沈黙の博物館長】
最近の調査で「青の間」の本から、プリサイス博物館の古い蔵書票が
見つかり、プリサイス博物館からも屋敷の研究書が発見され、
屋敷の住民との交流があった者がいる事が証明され、話題となった。
当時を知るはずの館長はコメントを述べなかったものの
これは、どのような住民であったか知るための有力なヒントと
言えるかも知れない。
【主の意思】
これだけ高度な魔導を用いる者なら
今後も我々の進入を拒む事も可能なはずである。
クランデスターン家の主はあえてその沈黙を終え、
少しずつ姿を明らかにさせているように思える。
我々はそのささやかな声に耳を傾けなければいけないだろう。
さらなる魔導学の発展のために。
クランデスターン文書 3
【クランデスターン屋敷調査報告書】
我々は、比較的騒ぎにならない早朝だけ特別に屋敷に入る許可を得た。
今回は、ある程度の情報は掴めている黄の間に入る事にしようと思う。
薄暗い中、何事も無く黄の間まで辿り着いた我々は、早速部屋の中に入った。
中はやはりそこそこ広く、何故かまだ新しいベッド等の家具も置かれている。
部屋の様子を見ると、やはり誰かが住んでいると見て間違いは無いようだ。
もしかすると屋敷の主に会えるかもしれない、
少し期待しながら室内を捜索していると、調査員の一人がベッドを指差した。
布団が、少し膨らんでいる?
明らかに不自然な膨らみ方をしている『それ』は、
中に誰かが入っているという事を物語っていた。
私は、恐る恐る懐中電灯で探りながら慎重に布団を捲った。
すると、何とそこには、小学生程度の背丈の少女が眠っているでは無いか!
その少女は、突如照射された懐中電灯の光で眩しげにモゾモゾしている。
流石にマズイと思い、即座に懐中電灯の電源を切ると、また眠りに着いたようだ。
その時、隣のベッドから人が起きて来た。外見を見る限り、少年のようだ……。
少年は、先ほどの少女と私達を交互に何度か見比べてから何用かと訪ねてきた。
かなり警戒されている様だ。咄嗟に怪しい者では無いと答えたが、
警戒は解けるどころか深まっているように感じる。
当然だろう、誰だっていかにも怪しいものが「私は怪しく無い」
なんて言った所で信じるはずが無かったのだ。
眠っている少女の正面にいるこの状況ならなおさらだ。
その少年は、我々に近付くと、
『今から出て行って、もう来ないんだったら見逃すよ。』
と白い板に文字を書いて知らせてきた。何せこのような屋敷に住んでいる者だ。
怒らせたら何をされるかも分からないので、我々は仕方なく、逃げるようにこの屋敷を去った。
この様子だと、しばらく次の調査には行けないだろう。
クランデスターン文書 4
【謎の博物館長】
最も謎が多い「赤の間」。
入ることすらままならず、情報といえば人影が少し見えたという程度の有様。
しかし、以前沈黙していた博物館長に気休め程度に伺いに行くと、
非常に興味深い話を聞かせてくれた。
あの部屋には確かに人が住んでいるということ。
特別な魔導を用いて入り口出口を絶っているということ。
彼自身は自身の魔導で屋敷外にも出られるので密室でも生活ができること。
最後に、「赤の間」とクランデスターン屋敷に深入りするなと念入りに警告された。
何か知っているのかと尋ねると、それきり再び依然沈黙を保った。
【侵入経路】
「赤の間」が危険なのは研究開始から十二分にわかっていたことだ、今更引けはしない。
最悪、屋敷の一部を破壊してでも入ろうという決心で侵入方法を探ったが、
やはり不明。あの部屋に何があるのか?何一つわかっていないが人造された部屋である以上、
何か侵入方法はあるはずだ。半ば諦めつつも「青の間」の図書を探っていると、
未確認の魔法陣が書かれた紙切れのようなものを発見した。すぐに研究室に持ち帰り、
鑑定や解析を行った結果、「転移の文様」とパターンが酷似している事がわかった。
ということは、プリンプの街が成立する以前から存在していた魔法陣の可能性が高い。
この魔法陣を描いてみることを決意した。複雑な形だったが、数週間の苦労の末無事完成。
すると、魔法陣が光り出し、目の前に扉を創り出した。これはすごい。
異空間に突然扉を出現させるほど高度な技術が古代に存在していた。私達は迷わずその扉に入った。
【唯一の手がかり】
出た場所は、謎の施設だった。城のような形をしていて、造りもプリンプでは見ない形だ。
内部は白を貴重とした広い廊下になっていて、幾つもの扉に繋がっていた。
「赤の間」の僅かな内部報告でも、白を貴重とした部屋だという報告を受けている。
扉の上にそれぞれ数字が振ってあり、その数字は『XⅢ』で途絶えていた。
数字が途絶えてもさらに扉は続き、系32つの扉が存在していた。
そして、その城のロビーと思われる場所の床には謎のシンボルマークが描かれており、
古代文字も書かれていた。暗号解析機で直した所、『永遠の人形』と書かれていた。
暗号パターンが海底遺跡の物と酷似しているという報告も受けた。
しかし、ここは我々が研究していた「赤の間」とは何の関係もない施設だ。
興味深いが今は関係ない。数枚の写真とデータを取り、扉を辿って帰ろうとした。
しかし、我々がこの世界に来た扉は無くなっていた。帰る扉は見つからず、道も見つからない。
浮島にぽつりと城があったのだ。
【途絶えた奇跡】
この文書を書いている私は、実は所用で扉に飛び込むのが遅れた。
今書いたレポートは、突入していた同士からメールで得た情報だ。
その後も同士から何度も救助を呼ばれ、私は急いでもう一度魔法陣を書いた。
しかし、その魔法陣はもう光ることは無かった。
異空間に取り残された我が同士たちは、そのまま息絶えたようだ。
このことを博物館長に話すと、厳しい目で咎められた。
警告を無視した裁きは、あまりに過酷なものだった。
私たちは、これきり「赤の間」の調査は二度としないだろう……。
アミティ「おさらい終了!」
アルル「今ものすごいさり気なく他サイト様の奴まるまる写しにしなかった?」
アミティ「通報されたらその時はその時だよ、潔く全て消そう」
アルル(何故そこまでクランデスターン屋敷に命を賭けるんだ……!!;)
りんご「ていうか4巻怖っ!?;ただのホラーじゃないですかコレ!;死んだの!?;」
アミティ「死にました」
死にました
死にました…
ました…
ラフィーナ「あ、そうなの、あ、あはは……(泣)」
『なんと セリフにエコーがかかった!』
クルーク「∑わかりづらいパロだな!;それで、屋敷の何を調べるんだい?」
アミティ「決まってる!全てをだよ!あっ、ちなみに今回イオルは呼んでないよ。
さすがに暗号解析班のためだけに呼ぶのは可哀想だしね」
アミティ「はい到着!、そもそもここ開かずの間だからね。ラフィーナ、扉開けて」
ラフィーナ「はいはい…;まったく、私はピッキングマシーンかっつーの!;ですわ!」ガチャ
アルル「はやっ!;またピッキングのスピードが上がったような…;
ラフィーナ普段何やってるのさ…;」
ラフィーナ「お金持ちの家に生まれるとこういうことも嗜むことになりますのよ…;」
クルーク「か、金持ちの考えはわからないなー……(汗)」
アミティ「さてみんな。ここからは命を落とす覚悟で来てね」
全員「(突然ーーーーッ!!(汗))」
アルル「ま、まあアミティにつきまとう時点で死ぬ覚悟はできてるけどさ…;」
りんご「私もルクソード並にギャンブラーなので死ぬときゃ一緒だぜキルミーベイベー!」
ラフィーナ「皆さん軽っ!?;命ですわよ!?ライフ!ノーライフノースクープ!;」
アミティ「はいじゃあラフィーナは欠席っと。次シグはー?」
ラフィーナ「ちょっ、誰もそんなこと言ってないじゃない!;
あなたのワガママ、最後まで付き合いますわよ!」
シグ「ぼくもー」
クルーク「ふん、ボクはいつでも死にかけてるからね。喜んで一緒に死のうじゃないか!」
アミティ「み、みんな……!いいねえ、これが友情だねぇ(泣)」グスッ
りんご「そうですね、これが……」
アルル「絆だ!」
アミティたちが屋敷の秘密を解明すると信じて…ご愛読有難う御座いました!
いや、続くから
アミティ「はい最初の部屋『緑の間』!一番安全なまさにオールグリーンな部屋だよ!」
アルル「お前それで面白いこと言ったとでも思ってんの?」
りんご「ほほう、美しい場所ですねー。自然で時計を表すとはアグレッシブな」パシャパシャ
ラフィーナ「草木も綺麗ですわね……屋敷の中にこんな場所があったなんて」
アミティ「ああ…あったかい…この冬にここはかなり暖かいよ!?;
もう普通に遊び場として使っていいんじゃないかな?」
クルーク「キミさっき『命を落とす覚悟をしてね』って言ってたよね?」
アミティ「つかの間のユーモアだよ」
りんご「ここはただの部屋みたいですねー、次次!次じゃー!」
アミティ「はい次、『黄の間』!無人の居間って言われてるけど3巻でわかる通り
ユウレイちゃんくんがしばらく前に寝床にしてたところだね」
アルル「その略し方はどうなの?;」
アミティ「ここも比較的危険が少ない、まさにオールグリーンの部屋だよ!」
アルル「それお前が思ってるほど上手くないからね」
アミティ「おい、嘘だろ」
りんご「まあそれは0割冗談として、ここ結構広いですね。わかりやすく説明すると
美女と野獣が踊ってるシーンみたいな……」
アミティ「いや、確かにシャンデリアとか似てるけどさ……(汗)」
りんご「ところで、ここには暗号みたいなのは無いんですか?;」
クルーク「解読表は持ってきたけど……
『NUBGBX SB AVNC RUG YNRU BG XPNO BT GFHZ』
って書いてあるね、何か随分雑だなぁ……(汗)」
アミティ「そういえばクルーク、キミまだ海底遺跡の解読できてないの?;」
クルーク「いや、解読できたよ。だけど抽象的でよくわからなかったな」
アルル「へえ、具体的に言うとどれくらいよくわからなかった?」
クルーク「ユウちゃんの八坂神奈子のモノマネくらい」
りんご「暗号解読って本当に大変なんですね、身にしみてわかりましたよ」
アミティ「ゆ、ユウちゃん……(汗)」
アミティ「はい次『青の間』!入るたびに本の場所が変わるから気をつけてね」
アルル「おおー、ものすごい数の本!;クルーク大喜びじゃない?」
クルーク「んなこと言ってる場合か!;キミら説明読んでなかったの!?;」
アルル「え!?;えーと、『この部屋が屋敷の秘密を解明するカギとさえ言いえる』!」
クルーク「その後!」
アルル「『さらなる魔導学の発展のために』?」
クルーク「∑飛びすぎ飛びすぎ!;もっと前!;」
アルル「『モノというよりゴミだね』」
クルーク「何ソレ!?;そうじゃなくて『その書架自体が侵入者を拒む仕組みになっている』
って書いてあっただろ!?;」ガンッ
ラフィーナ「……て、ことは…;」サァァ
ガンッ(天井が開く音)
ドスンッ(騎士の鎧が降りてくる音)
ドドドド(こっちに向かって猛ダッシュしてくる音)
ダッ(あたしたち、猛ダッシュ)
「「「∑うわああああああ!!!;」」」
アミティ「な、何アレ!?;無人鎧!?;キング●ムハーツかよ!(汗)」
アルル「どっちかというとガッシュ●ルタイプだよアレは!;剣振り回してきてるし!」
りんご「とにかく逃げろウマゴン!;ランナウウェイ!;
戦わなければ生き残れないぜ伊澄さん逆きゃっほう!」ダッ
鎧「」ドドドド
ラフィーナ「物凄いスピードで近づいてくる!;怖っ!うわ怖っ!?;」
シグ「※クランデスターン屋敷内であばれてはいけません」
クルーク「………」
アミティ「どうしたのクルーク!?;自ら生贄になるって心意気はいいけど
今回はまずいって!;いくらキミと言えど…
クルーク「いや……みんな止まれ」
アミティ「えっ?;」ピタッ
クルーク「しっ、静かに」
アルル(な、何?;いきなり)ピタッ
鎧「……?」キョロキョロ
クルーク(アイツは『音』でボクたちの動きを判断している。
静かにしていれば相手はこちらの姿が見えないはずだよ)
アミティ(お、おお!?;あれ!?クルークがかっこいいぞ!?)
アルル(さすが映画補正、ジャイアンがかっこ良くなるのと同じで
クルークは遺跡に入るとかっこ良くなるんだね!!;)
りんご(ちなみにこのカッコ内の会話はアイコンタクトDEATH!僅かな目の動きで判断する、
ガチプリンプ勢には必須スキルDEATHよ)
シグ(ガチプリンプ勢……?;)
クルーク(とはいえ、このままでは何も始まらないね……アミティ、ちょっと自分の靴を
思いっきり遠くに投げつけてくれない?できれば下に叩きつける感じで)
アミティ(∑あたしのお気に入りのクツが!?;しかし背に腹は帰らぬ人!えーいっ!)
ブンッ
トスッ(落ちる音)
鎧「!」ダッ
クルーク「今だッ!分離せよビクトリーム!クリニス!」
鎧「ぐはっ」
ガシャッ(鎧の胴体が割れる音)
アミティ「うわっ、マジで無人だった…;怖いなー、どうやって操ってたんだろ?」
クルーク「上から降りてきたんだし、上の方じゃないかな?」
アミティ「ハァ…クルーク、クルクルパーだね。上から落ちてきたから
上ってわけでもないでしょ?こういうのはカムフラージュでホントは下にいるんだよ。
上だからなんて安直な発想だね。全く、これだから紫は」
クルーク「今度キミの赤ぷよ帽の中にゴキブリホイホイを入れて台所の下に置いとくからな」
アミティ「やめてよそんな今世紀最大の嫌がらせ!(汗)」
アルル「さて、鎧さんも倒したし書物を調べますか」
クルーク「うん、本の暗号は簡単だね。やっぱりわかりやすくしといたのかな?
重要そうな内容をメモしておこう」カキカキ
アミティ「ところで、あたしたち何でこんな古びた屋敷を探索してるんだっけ?」
アルル「おい、提案者」
りんご「確か知られざる幻の部屋を見つけに行くんで・SHOW!?行きましょうよロニ!
レンズを見つけに!孤児院のみんなも喜ぶよ!運命は時に厳しい!」
アミティ「でもさー、幻の部屋見つけても何かメリットあるの?」
アルル「おい、なあおい」
ラフィーナ「マジレスすると新種のムシを見つける並にすごいことなので、
山分けしても普通に暮らすには一生困らないくらいのお金は入ると思いますわよ」
アミティ「おいしいじゃないか!!」ざっぱーん
アルル「さて、あくまさんが留守の間にスリもびっくりの手際で抜き取ってきた
クランデスターン屋敷の地図を見ると『紫の間』までの近道があるみたいだね」
クルーク「キミたまにさり気なくとんでもないこと口にするよね」
アミティ「よし!、じゃあその近道に行ってみようよ!」
ラフィーナ「ま、待ってアミティさん!;こういうのはだいたい罠の可能性があってですわね
アミティ「あたしは楽しておいしいところもいただく主義だ!!」
ラフィーナ「∑物凄いマジメな顔で物凄い最低なこと言った!!(汗)」
ちかみち
アミティ「扉があるね」
りんご「開け!ゴマー!」
ラフィーナ(言うと思った…;)
ギイイィィ
りんご「開いた」
クルーク「∑そっ、そんな安易な!!(汗)」
ハズレ大魔王「わっはっはっは!ここはハズレ部屋じゃッ!
扉を見ればどいつもこいつも同じ事ばかり言いおって!首を跳ねてくれ
DUS(ダス)…(扉を閉める音)
アミティ「さーこの扉を開ける方法を模索しようか」
アルル「なかったことにしやがった……;」
クルーク「うーん、このタイプの扉は近くに何かヒントか
ボタンらしきものがあると思うんだけど」
アミティ「へー」
クルーク「うん。鍵穴も暗号入力ボタンみたいなのも見つからないから音声判別型だと
アミティ「その話いつ盛り上がるの?」
クルーク「いつまでも盛り上がらないよ」
アミティ「帰る」
クルーク「いや帰るなよ!;楽しておいしいところもいただく主義じゃなかったの!?;」
アミティ「だって扉が開かないんじゃどうしようもないじゃんないじゃん!;」
アルル「………」
クルーク「ん?どうしたの?アルル?」
スッ(アルルが扉を押す音)
ギィ(扉が開く音)
全員「………」
アルル「……」
全員「その発想はなかった!!;;」
アルル「もらった二秒という時間だけスタープラチナをぶちかましてやろうか?」
アミティ「はい紫の間とーちゃくでーす!紫ぷよが書いてある絨毯が特徴的だね」
りんご「こ、ここは何か怪しい場所ですね…:絨毯くらいしか家具がないのが逆にホラー」
クルーク「これで部屋は全部かい?結局いい手がかりは見つからなかったね」
アルル「紫の絨毯って言うと、アレだよね、アラジンの魔法の絨毯思い浮かべるよね」
ラフィーナ「いや、わからなくもないですけど…;」
シグ「ん…?魔法のじゅうたん…?それだ!」
アミティ「うおおっ、シグがあまりに空気だから出しゃばってきた!どったのシグ!?」
シグ「まずじゅうたんの上に乗ります」
「「「ふむ」」」
シグ「まほーのじゅもん、『イート・ハイリトー』」
ふわっ
「「「!?;;」」」
アミティ「う、浮いた!!;絨毯が浮いた!クララが立った!」
アルル「しかも何か思いっきり壁に向かって加速してるんだけど!?;」
ガコン(壁が開いて通路ができる音)
りんご「∑もう無茶苦茶じゃないですか!(汗)」
ラフィーナ「す、すごい!ここからはオートマで赤の間へ直行ですわね!!」
アミティ「いえーい!ビバ魔法のじゅうたん!」ギュルーン
アルル「ていうか上に向かってってない?;コレ大丈夫?実は最後に一番上まで行って
ボクたちをぶち落とすとかないよね?」
絨毯「………」
アルル「ねえ!;答えてよ魔法のじゅうたん!;ねえッ!!(汗)」
絨毯「リリース」クルッ
「「「∑やっぱり落とされたァァァ!!;」」」
アミティ「いてて…;こ、ここが『赤の間』……?」
アルル「って、この部屋は……」
「「「さらばだっ!!」」」
アミティ「あ、あの部屋…;アルカ遺跡の頂上のあの謎の部屋だよね…?;」ハァハァ
アルル「うん…ポンプといい部屋の明かりの色といい…絶対そうだ…どういうこと?;」ゼェゼェ
りんご「クランデスターン屋敷とアルカ遺跡……;な、何か関係が……?」フゥフゥ
ラフィーナ「でもまあ、とりあえず……」
「「「報告してお金をゲットだがぜよ!!」」」ダッ
お金?そんなものもらえるわけないじゃないですか…
メルヘンやファンタジーの世界じゃないんですから。
終われ
- 関連記事
-
- ルナ過去編 閑話「フルハウス」 (2012/02/29)
- ぷよぷよ小話ー (2012/02/25)
- 小さなことで大事なものを失ったぷよぷよ小話! (2012/02/25)
- ぷよぷよ小話! (2012/02/23)
- 趣味に走ったぷよぷよ小話! (2012/02/23)
【Close】
最終更新日 : 2018-10-04