ぷよの国? 

深い緑色の色をした森の中を
一台のモトラド(注・二輪車。空を飛ばない者だけを指す)が走っていた。

モトラドには一人の人間が乗っていた。黒いジャケットを着て。腰を締めて、
右腿にハンドパースエイダー(注・パースエイダーは銃器。この場合は拳銃)を吊った、
モトラドの運転手だった。
年は十代の前半頃。短い黒髪に、大きな目と精悍な顔を持つ。
鍔のある帽子をかぶって、ゴーグルをそこに載せていた。


「…まだ?キノ」

モトラドが聞いた。

「……迷った」

キノと呼ばれた運転手が答えた。

「勘弁してよ」

不平の声をもらしながらエルメスと呼ばれたモトラドは黙った。

「でも、あっちの方に街が見えるよ」

「さいで」

「次の国にはシャワーがあったらいいな」

「後、おいしい食事でしょ?」

「…そうだね」


アミティ「うがーっ!;ここのクロスワードわかんねええ!;

アルル「今日もプリンプは平和だなぁ……

りんご「そうやって勝手にフラグ立てるのやめてくれません?;

アミティ「ねえねえ!ここのクロスワードわかる?ヒントは『世の中全てお金です』だって!

りんご「そうですね、ここは『ラ』『ブ』でOKですね!なんというツンデレヒント!



キノ「……」

エルメス「……ねえ、キノ」

キノ「…うん」

エルメス「……ここって、前にも来たよね?」

キノ「来たね…」

エルメス「……どうするの?」

キノ「戻っても迷うだけだし、せめて道を聞こうか…」

エルメス「りょーかい」





キノ「こんにちは」

アミティ「ん!?誰!?;ってああああ!全裸で水浴びしてたら魚に絡みつかれて喘いだ人!

キノ「エルメス、そろそろキミを売って新しいモトラドを買おうと思うんだけど

エルメス「ごめんなさい、アレはほんとごめんなさい

キノ「あれは誤解です、このモトラドが

りんご「銃器をしまえ!;凶器を持ち歩いて冷静に話し合いができると思ってんですかあなたは!

アルル「まさかキノさんもりんごにそんなこと言われるとは思わなかっただろうね

キノ「森で迷ってここにたどり着いたんですが…」

アミティ「森って、もしかしてナーエの森かな?」

アルル「まあ、せっかくだしゆっくりしていくといいよ」

キノ「……ここにシャワーがある宿はないですか?」

ラフィーナ「?なぜシャワー限定ですの!?(汗)

エルメス「キノは三度の飯よりシャワーが好きなんだ

アミティ「あっ、そこにいるのはヘルメス!」

エルメス「エルメスだって

アルル「アミティ、違うよ。このバイクもどきはヘルマンって名前があるんだから」

エルメス「どうしようキノ、もしかして言語が違うのかな

キノ「いや、それはないと思うけど……



シグ「…だれ?」

キノ「…キノです」

シグ「そっか」

キノ「はい」

シグ「……」

キノ「……」

アミティ「あちゃー、やっぱりこうなるか…;

りんご「シャワーつきの宿なら、確かプリンプタウンホールあたりにあったと思いますよ」

アルル「ねえ、そろそろ本当にボクのホームレス生活の必要意義について問いたいんだけど

りんご「サバイバル性が身についてよかったじゃないですか

キノ「ありがとうございます。ではこれで」

エルメス「落ち着いてキノ。まだその『プリンプタウンホール』とやらの場所を聞いてないよ

アミティ「あっ、そっかー。じゃ、ついでに案内しよっか!」

りんご「頭の中がマンホールなアミティでもたまにはいいこと言いますね!キノさんカモン!」

キノ「は、はい…」





アミティ「でー、あちらに見えるのがナーエの森。つまりさっきキノさんが迷った所です

アルル「あそこに見えるのがクランデスターン屋敷。ユウレイが住んでます

キノ「えっ、幽霊、ですか?」

アルル「そそ!こう、ひゅーどろどろと……」

キノ「何かの見間違いではないんですか?」

りんご「それはないですね、私も最初は全力で疑いましたが、もうあれはガチな奴です

エルメス「…ねえキノ、まさか幽霊が怖いとか言わないよね?

キノ「そんなことは全然全く微塵もないよ

シグ「あちらに見えるのがムシのきです

アミティ「違うよ、あそこに見えるのはピット砂丘だよ」

シグ「あちらに見えるのもムシのきです

アミティ「じゃなくてジグザ峠だよ」

シグ「ムシのきです

アミティ「頭に虫沸いてるの?

りんご「アミティなんてこと口走ってんですか!?;

キノ「………」

エルメス「なんだかなぁ」

クルーク「おい、そこのバイク

エルメス「エルメスだよ、何?」

クルーク「キノって、どんな人なんだい?」

エルメス「うんとね、食べられるだけ食べてもらえるだけもらって寝れるだけ寝る人だよ

キノ「エルメス」チャキッ

エルメス「――というのは冗談で、本当は困っている人を助けるダークヒーローなんだ





シェゾ「アルルッ!今日こそお前をいただくぞっ!」バッ

アルル「あちらに見えるのがヘンタイのシェゾです

シェゾ「何いきなり観光案内みたいな口調で言ってんの!?;

キノ「こんにちは」

シェゾ「??お、おう、こんにちは……誰だお前?」

キノ「ボクは旅人のキノです、こちらはモトラドのエルメス」

エルメス「よろしくー」

シェゾ「元ラド!?;最初はラドだったのか?
    ラドって誰だ!?なんでバイクに!?馴れ初めは!?


アルル「なんでそこで異様に食いつくの!?;

アミティ「この人はヘンタイ、文字通りいつまでもアルルをストーカーするヘンタイなんだ

エルメス「マジかよ

りんご「今はプリンプに来客が来てるんですよヘンタイ!そこをどけろ!」

シェゾ「ディーフェンス!ディーフェンスッ!」ササササッ

アルル「くっ、超高速反復横跳びが三半規管にくる!;

りんご「あっ!シェゾの後ろに脱がそうと掴みかからんばかりのウィッチが!

シェゾ「ディーフェンス!ディーフェンス!」ササササッ

アルル「まあ、ここを通らなくても宿にはいけるしいいか。そこで一生ディフェンスしてなよ

シェゾ「ディーフェンス!ディーフェンス!」ササササッ

アミティ「隙なさすぎだろ!なんで今日はシェゾらしからぬ粘りを見せるの!?;

アルル「早くどかないと、キミが泣いて謝るまで拷問をするよ?

シェゾ「いまさらそんな脅しには屈しないぜ!」ササササッ

アルル「よしキノさん、撃っちゃってください

シェゾ「殴ってください!泣いて謝るまで!;

アルル「ついに本性を表したなこのヘンタイ!

シェゾ「オレがヘンタイならお前はただの猟奇的な殺人鬼だろ!?;

アルル「黙れこのウスラトンカチッ!帰れ!」



エルメス「うすらとんかちか、たしかにキノの胸は真平らだしトンカチも

キノ「さて、エルメスはここで売り払って部屋でも借りて平和に暮らすか…

エルメス「お願いだからそういう冗談を真顔で言わないで









アミティ「ここここ、ここが宿だよ」

キノ「ありがとうございます。ではこれで」

アルル「うん、プリンプを存分に楽しんでねー!」

りんご「ヘンタイとかユウレイとかガイコツとかクマとかいるけど気にしないでー!






キノ「それでは皆さん、今までありがとうございました」

アミティ「うん、元気でねー!」

アルル「さよならー!また会えるといいねー!」

りんご「エルメスもグッバイワレーテアリーヴェデルチ!

エルメス「おっ、やっと名前で呼んでくれた…」







エルメス「よくわからない国だったね、キノ」

キノ「まぁ、前と同じく食料と燃料はもらえたからよしとしよう」

エルメス「そのれっぷよキャンディーっていうのは何?」

キノ「…エルメスは食べられないよ?」

エルメス「わかってるって。」

キノ「……普通のアメみたいだ、おいしい」

エルメス「じゃ、その、こんてにゅコインっていうのは何?」

キノ「…なんだろう、お金かな?」

エルメス「まさかー」

キノ「……あ、金紙を剥がしたら中からチョコが」

エルメス「マジかよ」












終われ

キノ系は難しいな(´・ω・`)



























コメント 3件

コメントはまだありません
がろあー  
No title

がろあーと申します。初コメ(笑)
ブログ開設一周年おめでとうございます!
毎回ぷよキュー楽しみに見てます。
これからもぜひぜひ続けてください!

2011/09/08 (Thu) 01:17 | 編集 | 返信 |   
黒野月  
No title

久し振りにコメントしてみったーですぞ
いつも楽しく見させてもらってます、いやはや文才諸々ある人って羨ましい限りですな
とにかく続けてほしいので頑張って下さい(*´ω`*)

2011/09/08 (Thu) 08:46 | 編集 | 返信 |   
レイ  
No title

コメントありがとうございますっ!!

>がろあーさん
はじめまして!
お祝いありがとうございます、感謝感激あめふらしです。
ぷよキューはこれからもうさらにペースあげていきますよはい!
これからも何年と続けていく予定です!
では!

>黒野月

わお、久しぶり!
いつも楽しく見ている…だと……ありがとう、そしてありがとう
文才あるなんてまたまたご冗談を。
続けていきますよもう。全力全開フルパワークリティカルブレードですよ。
では!

2011/09/08 (Thu) 09:44 | 編集 | 返信 |   

コメントをどうぞ